文字や写真の点数を多くすればするほど、こだわりがなくなっていきます。厳選されたイメージをだしたいなら、配色を絞ったりトーンを統一することが大切です。暗いトーンで統一すると、知的なこだわりのイメージが出てきます。暗い背景の中から、ほのかな青い光や細い月といったものを浮かび上がらせると、幻想的な光景になります。
色味を抑制すると情緒量を抑制できます。そうすると、静かなこだわりのイメージを浮かぶ上がらせることができます。目を凝らすとようやく読み取れるほどに抑制した文字や写真の図柄が、内容の深さを暗示することができます。同系色で温かなこだわりを表すには、陽気で開放的な感じにするといいようです。同じ赤系だけに絞り込んだ色相を利用すると表現できます。温かいの厳選されたこだわりのイメージを出しましょう。
モノクロの写真も厳選されたイメージが出てきます。モノクロの写真を暖色のセピア調で、渋いトーンで統一すると、歴史の深さといったもののこだわりを感じさせます。輪郭をぼやかしたような版にすると効果は高まり、穏やかさもプラスされます。色味を絞るということでは、高級感のあるこだわりを表現することが可能です。極端に情報を抑える、背景を暗色のトーンに統一するといったことで、高級で格調高いこだわり感を表すことができます。
モノクロ写真を使うだけでも、こだわりを表すことができます。写真の色味を極端に制限するとモノクロ写真となります。カラー写真を見慣れている人間の目に対して、モノクロ写真というのは、独特のこだわりを感じさせることができます。抑制の効いた知的なこだわり感を表したいときにはモノクロ写真を使うと良いようです。