迫力のあるデザイン

ここでは迫力のあるポスターを作るためのデザインを考えてみましょう。

迫力というのは、配色や形で激しいコントラストで表すことができます。迫力というのは、感情、情念を表すので、整然とした文字組は似合いません。拘束を感じさせない自由な配置にすると大きなエネルギーを暗示することになります。

文字や絵柄を整然と並べると、理性的なイメージになります。これは迫力が無いということです。基本的なレイアウトとしては、主な条件、視覚化したタイトル、コントラストの強い配色、あらゆる情報を詰め込むといったものです。

高いコントラストで迫力を表現しましょう。鮮やかな赤や黄色、青と暗色を組み合わせると激しいコントラストが生まれます。背景に強い色を持ってきて埋め尽くすということをすると、内側に秘められたエネルギーが外に向かって迫力があると感じるようになります。

白地を残すようにすると、理性的な印象になって迫力が弱まってしまいます。鮮やかなトーンと暗色のコントラストが肝となります。あふれる大きな絵柄と大きなタイトル文字にしましょう。タイトルや絵柄を大きくデフォルメして強調します。

余白がまったくなくなるくらいの絵柄と文字で紙面を埋め尽くしましょう。凝縮されたエネルギーが爆発したような迫力が表現できます。絵柄は情感を表します。整った文字組みは理性を表します。文字を強調して文字に陰影をつけて立体化しましょう。視覚化すると情緒性がでてきます。とても迫力が出ますし、文字の配列を斜めにするなどして、遠近感を強調すると迫力が生まれます。

ポップな雰囲気のポスターデザインでは、大きくデフォルメした立体化された文字は絵柄と同じ情感を表す要素になります。激しい配色と組み合わせて、紙面からあふれるようなデザインにしましょう。

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